とある日の妄想モバイル - 大学時代(1)〜メタラー=ロン毛

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2004年02月04日(木)

大学3年の春まで、俺の髪の毛は相当長かった。
一番長かったときで、腰に届きそうなくらいあった。
なぜそんなにのばしていたのか…。
なかなか乾かないし、むさ苦しいし、いいことないじゃないか。

当時俺はヘヴィーメタル/ハードロックにかぶれていた。
大学の先輩の言を借りると、こういうやつをメタラーと呼ぶらしい。
まだヘヴィメタバンドのメンバーがのばしたい放題だった時代だ。
エディ・ヴァンヘイレンが切ったらみんなこぞって切りだしたっけ。

髪を伸ばしていた理由はもう一つある。
中学、高校の校則が、厳しかったのだ。
中学時代は坊主、高校時代は刈り上げ。
伸ばしてみたい…。卒業したら絶対伸ばしてやる。
そんな心理が芽生え、育つのも無理からぬことだ。

しかし、残念ながら俺は伸ばす才能が無かったらしい。
くせ毛だったのだ。
ある程度のびたところで、ひどくもじゃもじゃになった。
大学1年の最初の頃は、特にひどかった。

サンタナ。
サークルでの初ライブの写真に寄せられた評だ。
評というか、誰かが勝手にその写真に書き込んでいたのだが。
サンタナはよく知らないが、確かにサンタナっぽい。
それくらいもじゃもじゃだったように思う。

おかしい、こんなはずでは…。
悩む俺に、バンドメンバーで友人のはまじ氏が
「縮毛矯正行ったら?」
とさりげなくアドヴァイスをくれた。
聞けば、はまじ氏もくせ毛だったらしい。
それが、数万円でさらさらストレートになったというのだ。
俺はさっそく、美容院に行ってみた。

次の日から、俺は生まれ変わった。
指がするりと抜けるさらさらヘアーになったのだ。
女の子たちの評判もまずまずだったと思う。
この場をかりてはまじ氏に感謝したい。

今思えば、むしろ床屋に行けと言って欲しかったかもしれない。
しかし残念ながら、はまじ氏もメタラーだったのだ…。
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